ご両親と同居していたけれども、お子様が大きくなり、自分たちの住まいも必要になってきた。
スープの冷めない距離が理想と言われるが、同じ敷地の中にご両親の住まいと、自分たちの住まいをもてると言う恵まれた環境はめったにありません。
今回の環境もまた、敷地に高低差があり、そのままでは家が建てるのが大変という難問を抱えていたのです。
人が家を建てる時、その条件は様々です。決まったストーリや教科書はありません。今回のお住まいもそれを物語っていました。

このままでは同じ敷地に住まいを建てられません。もちろん予算が無限にあるわけでもありません。
長年住んでいたご両親の住まいもあちこち手入れしなければなりません。
ますます予算は厳しくなります。
そんな中、タカハシ建築工房とご家族が何回も話し合い、皆で出した結論が今回の家づくりです。
ご両親のお住まいはリフォーム、高低差のある敷地を平坦にして有効活用し、新居のスペースも生み出す。
そして、新居はコンパクトに、豊かに、幸せいっぱいに。 この考えが、ご家族にとって一番良いバランスとして落ち着いたのです
このお住まいはタカハシ建築工房の提案するコンパクトな住まい「自然素材BOX」。
自然素材を扱いながらも、メンテナンスを考慮し、希望があれば建て主も塗装や塗り壁作業に参加できる、手ごろな家づくり参加型住宅。シンプルな形で基本を押さえた家となっています。
和紙の壁紙、無垢の床材、バリアフリーはもちろん、セミオリジナルキッチン、など、豊富な内容。コンパクトでありながら贅沢な仕様。
階段の壁面に作られた壁面の飾り棚ニッチ。
ゴロ寝空間のコンパクト和室、その下には床下収納、トイレには木のペーパーフォルダー。手すりが一体となった高機能なトイレアイテム。
もちろん、無垢の床材は素足に心地よくほのかに暖かい。和室の畳もスタイロフォームを芯に使ったものではなく、本物の藁を使い、空気にも膝にも優しい畳と、選ばれた素材が贅沢に使われています。
同じ予算であれば、小さく建てて素材で贅沢する方法、安い素材を使って大きく建てる方法がある。
今回のお住まいはもちろん前者だ。
常に足が触れる床の触感、常に嗅ぐ匂い、常に手で触るキッチンの触感、無垢の木の床、クッションのきいた本物藁の畳、木のキッチン、木の引き戸。
数値では表せない贅沢と感覚の広さを感じさせてくれる住まいに仕上がっている。
様々な問題をクリアして、気持ちを込めた住まいだから。1つ1つの住まいに1つ1つの物語、1つ1つの大切な価値観が生まれる。これがタカハシ建築工房の注文住宅だ。