【四季快適 たけみの家】オール電化の木の家づくりを行う株式会社武海建設の「たけみの家」完成したものは住宅展示場でしか見たことが無かったが、今回一般公開のシャンスに恵まれたので、早速、住宅完成見学に行ってきた。
真っ白な外壁にひらりとした軽やかな屋根、そして正方形の窓がワンポイントアクセントになっている家が見えてきた。無駄なく、シンプルにバランスよくまとめられた外観だ。
そこから想像した内部は、よくある真っ白いビニルクロスに真っ白い天井、床はナチュラルかウッドブラウンの床かな?と考えていたのだが、家の中に案内されると、その予想は見事に外れていた。この想像を裏切る大どんでん返しが完成見学会の最大の楽しさだ。
杉の板が張られた木の壁と石膏を塗るドライウォールと言う白い壁。互いに個性を引き出しあいメリハリのある優しい表情を出している。そのリビングの脇にには掘りごたつのある和室、畳はやはり心安らぐ。見学に来た家族の子供達がこの畳の間に自然と集まって遊ぶ姿が印象的だった。このお住いの家族も和室に自然と集まり、会話し、食事をし、何気ない幸せな日常を重ねる事で、厚く揺るがない家族の絆を作っていくのだろう。家族と住いの将来がきっと良い関係になりそうな予感すら感じる。
すこし詳しく見てみると、職人さんや設計者の家族へのおもいやりも見えてきた。例えば、この手すり。手の触れる部分を「板かまぼこ」のように丸く仕上げた丁寧なつくりはめずらしい。毎日のように手の触れる場所。バランスを崩して倒れそうになった時、しっかり支えてくれる手すり。だからこそ、優しく人を支える優しい形がありがたい。あまり気がつかない所だが、こんな心配りはとても嬉しい。
二階は十分に天井高を使い開放感を出した勾配天井。しかも木の板の天井。これも注文住宅だから出来る自由奔放なつくり。そして良く見るとこの中にも気配りと優しさが隠れていた。言われないと気がつかない小さな小さな事。だけど知っているいる人は知っている重要な事。それは「ナット」。建築金物のボルトと一緒に使われ木と木を互いに締める役割をする小さな金物「ナット」。
このお住いではナットが緩んでしまった時、バネの力で自動的に締め付ける特殊なナットが使われていた。木は生き物と言われるとおり、家が完成してからも伸び縮みし、その影響でナットが緩んでしまう事がある。それを見越して小さな金物にも気を配るのは重要な事。家は10年やそこらで捨ててしまうものではない。小さな金物でも、しっかり考えるのは良い事だ。
住宅完成見学会の案内。その紙面には限りがあり、すべてを書き出すのはとても困難。今回も見学会に実際に赴き、質問し、はじめて気がつく住まいの品質がたくさんあった。床のワックスも良い例だ。会場に行ってはじめて気がついた。健康と屋内の空気環境に考慮し蜜蝋ワックスが使用されていたのだ。その香り、仕上がりの艶の自然さは言葉や写真では表現できない。そして先に書いた職人や設計者の心配りも見学会でなければ感じる事はできない。
これから住まいを考えている人は多くの見学会をまわり目を肥やしてほしい。見るだけでも回数を重ねると、次第に家づくりへの心配りや心意気が見えてくるようになる。その上で気の合いそうな住宅会社と交流を深めていくと良いだろう。住宅見学会には家の勉強のために数年通っている常連さんもいる程だ。
他にも、今回の見学会では床下までも見せて頂いた。ヒノキで出来た土台とヒノキの香りのする床下だ。隠す事なくすべてを見せてくれる応対からも正直な会社かどうか見えてくるものだ。完成見学会で得られる気配り、優しさの情報は非常に多い。
「たけみの家」の完成見学会はじっくり理想の家を探す家族にとって良い参考になるだろう。